ポピーを選ぶに当たってたくさんの幼児教材を比較しました。どんな種類があって、どう違うのか?比較検討に時間も手間もかかったので、検討中の参考になるように調べたことを残しておきます。ぜひ参考にしてください!
幼児教材の共通点
月に一回定期的に届く
通信教育の基本は、月に一度「一ヶ月分の教材」がまとめて届きます。
教材の内容や量は、教材別に違います。
例外として、公文の通信学習は2回目以降は「随時届くスタイル」で、
学研の通信講座は「月に二回届くスタイル」です。
教材は月齢ではなく学年単位
幼児教材はだいたい2歳前後からを対象としています。
申込みは◯歳◯ヶ月という月齢単位ではなく、
年少コース4月号・年中コース8月号のように、学年別で教材が用意されています。
そのため、生まれた月によっては難易度が易しすぎたり、難しすぎたりすることがあります。
学年と月を固定しているため、季節感のある内容の教材になっているという特徴もあります。
七田式通信教育の場合は、就学前まで月齢別に教材が届きます。
未就園~年少児は生活についてが中心
未就園児に対応している教材は
- 幼児ポピー
- こどもちゃれんじ
- ベビーくもん
- 七田式通信教育
です。
いずれも、未就園児のコースは生活に密接した学びがテーマになっています。
お友達との関わり方や、トイトレなどの手助けをしてくれます。
まだ保育園に通っていないお子さんや、幼稚園に行く予定で集団生活をさせていないお子さんには良い刺激になる内容です。
逆に0才児から保育園に通っているような子には、園で学んでくるのであまり必要ないものも多いです。
年中~年長になると就学前の学習が中心
どの教材も年中コース以上は「学習」に力が入り始めます。
年中コースでは、ひらがなの読み書きができるようになるものがほとんどです。
年長コースになると簡単な計算や、時計の読み方なども学び、小学生になっても困らないレベルまで引き上げてくれます。
学習が全面に出始めると教材ごとの難易度の差が目立つようになります。
公文式のように子どもの興味関心がすすめば、小学生の問題も未就学児にどんどん与えてくれるものもあります。
逆に、「あと伸び」を推奨しているZ会幼児コースは、経験を重視して先取り学習をさせないような内容になっています。
これまでのペーパー学習とは違い特色のある学習方法を取り入れている教材もあります。
例えばこどもちゃれんじではプログラミング学習に近いものも取り入れています。
年中から年長になると教材ごとの学習内容はかなり違うのです。
幼児教材ごとの違いや特色
幼児ポピー
- 教材費が安い
- 脳科学に基づいた学習内容
他の教材に比べると教材費の安さが目立つのが幼児ポピーです。
1ヶ月1500円で受講することができます。教材内容は年少コースまではシール貼りのワークがメインです。そのため少し物足りなさを感じる人もいます。
年中年長コースになるとメインのワークにドリルが付いた2冊組で1500円です。これは書店などで手に入る市販のドリル並みです。このコスパの良さに惹かれてポピーを選ぶ人も多いです。私もその一人です。
こどもちゃれんじ
- キャラクターが魅力的
- 新しいものを取り入れるのが早い
- 教材以外の楽しみも多い(映画コンサートなど)
幼児向けの教材ではダントツ人気のこどもちゃれんじ。人気の秘密はしまじろうをはじめとしたキャラクター。 テレビでしまじろうのレギュラー番組があるので親しみを感じるお子さんも多いです。知育玩具も充実しているので他におもちゃを買わないならおもちゃ代も含めて考えると意外とお値打ち。英語学習やプログラミング学習などの新しいものを取り入れるのもこどもちゃれんじが一番上手です。
Z会幼児コース
- あと伸びの体験学習を重視した内容
- 中学受験に備えたいなら選びたい教材
難関大学の受験に備えた教材として有名な z会。その幼児コースなのでハイレベルな内容かと思いきやあと伸びを重視しています。幼児コースとしては中学受験を見据えたものになっているので内容は先取りではありません。未就学児時代に原体験をさせ、小学校で学習をしっかりと定着させ中学受験につなげるような内容になっています。中学受験を考えるなら幼児期から小学コースまで z会は続けたいです。
まなびwith(旧ドラゼミ) ※サービス終了
- 国語力に力を入れている
- 調べ学習に力を入れている
2019年4月号から始まったまなび with。 ドラゼミという名前でドラえもんを全面にした教材がリニューアルして生まれました。リニューアル後はドラえもんは出てきません。小学館の教材なので図鑑 NEO を使った調べ学習に力を入れています。また国語力にも力を入れているので未就学児でも作文コンクールがあります。 学習の習慣づけをするにはおすすめの教材です。
スマイルゼミ
- タブレット学習ができる
- 英語学習もできる
唯一のタブレット専門教材です。紙教材は一切使わず、専用のタブレットでのみ勉強をします。 タブレット学習なので問題に対しての採点がとっても簡単です。また紙教材では学びにくい英語学習も便利。ネイティブの音声を確認しながら自分の発音を録音して学ぶことができます。
ベビーくもん
- 0歳から通える公文
- 絵本の読み聞かせがメイン
くもんの教室は3歳頃から通うことができます。それよりも小さいお子さん向けの教室がベビークモンです。通常 KUMON の教室を運営しているところでベビーくもんの受け入れをしているところもあります。くもんの教室が先生により微妙に内容が違うのと同じでベビーくもんも先生ごとに教えてもらえることなどが多少変わってくるので実際に体験教室に行ってみて判断するのがおすすめです 。
公文の通信学習
- 学習プリントの天井なし
- 1教科ごとに受講
公文の教室に通わず自宅で通信学習できるくもんの通信学習。保護者が学習時間 はかる手伝いをする必要があります。プリントは初回にまとめて届きますがそれ以降は提出すると代わりの教材がその都度届きます。提出の期限や回数は特に決められていないので、学習のスピードが速いとどんどん解いてどんどん送ることができます。通常の通信教育で量が物足りないという人はくもんの通信学習の方がお得かもしれません。
学研の通信講座
- 添削がある
- 難易度はやや高め
くもんの通信学習に似て、添削のあるスタイルの講座です。 添削は月2回です。半月ごとに取り組んだプリントを先生に送ります。添削がある分、他の教材に比べるとやや高めですが、学習塾に通っているかのような細やかな指導を受けることができます。
七田式通信教育
- 右脳教育が受けられる
- 質の良い学習教具が手に入る
七田式は珍しく月齢単位の教材です。簡単すぎたり難しすぎたり自分の月齢に合っていない教材は気に入らないという人にオススメです。内容が右脳教育の教材なので好き嫌いが少し分かれるかもしれません。学習プリントもあり、難易度は高めなので先取り学習が好きな方には人気のある教材です。
幼児教材の比較一覧表
教材費用(1ヶ月あたり)の比較
幼児ポピー | 1,500円 |
こどもちゃれんじ | 2,460円~2,730円 |
Z会幼児コース | 2,125円~ 2,550円 |
スマイルゼミ | 2,980円~ ※1 |
ベビーくもん | 2,200円 |
公文の通信学習 | 1教科:8,100円~ |
学研の通信講座 | (さんすう・こくご)7,150円 |
七田式通信教育 | 約7,916円 ※2 |
※1 タブレット本体の料金や補償費などが別途必要
※2 支払いは年払いのみ(95,000円)
対応している年齢比較
幼児ポピー | 2歳~(プレ年少) |
こどもちゃれんじ | 0歳(生後6ヶ月)は~ |
Z会幼児コース | 年少~ |
スマイルゼミ | 年中~ |
ベビーくもん | 0歳から |
公文の通信学習 | 3歳~ |
学研の通信講座 | 3歳~ |
七田式通信教育 | 0歳~ |
付録や知育玩具(学習教具)比較
幼児ポピー | 紙付録あり |
こどもちゃれんじ | DVD・電動おもちゃもあり |
Z会幼児コース | 年に数回知育玩具あり |
スマイルゼミ | なし |
ベビーくもん | なし |
公文の通信学習 | なし |
学研の通信講座 | なし |
七田式通信教育 | 七田式教材 |
人気のキャラクター比較
幼児ポピー | 「リズ」「ガッチャ」「ぽるん」などのオリジナルキャラ |
こどもちゃれんじ | しまじろう |
Z会幼児コース | 「イーマル」「ミルマリ」「イワンコ」などのオリジナルキャラ |
スマイルゼミ | なし |
ベビーくもん | クモンの黒クマくん |
公文の通信学習 | なし |
学研の通信講座 | なし |
七田式通信教育 | なし |
添削指導(先生のありなし)の比較
幼児ポピー | なし |
こどもちゃれんじ | 思考力特化コースのみあり |
Z会幼児コース | 年中コースからあり |
スマイルゼミ | なし |
ベビーくもん | あり |
公文の通信学習 | あり |
学研の通信講座 | あり |
七田式通信教育 | なし |
タブレット学習の比較
幼児ポピー | 一部スマホ・タブレット利用あり |
こどもちゃれんじ | 会員向けサービスとしてあり 年中(すてっぷ)・年長(じゃんぷ)はタブレット専門コースもある |
Z会幼児コース | なし |
スマイルゼミ | メイン教材として利用 |
ベビーくもん | なし |
公文の通信学習 | なし |
学研の通信講座 | なし |
七田式通信教育 | なし |
私はポピーをえらびました
いろいろ比較しましたが私はコピーを選びました!
トータルでコスパが一番いいと思ったからです。
後は脳科学を基にした内容にも興味がありました。
教材費が安いので何か足りないと思う部分に気づいたら、市販のものでカスタマイズすることもできます。そういった自由度も含めてコピーが一番いいと思いました。
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